床暖房について
家を建てたり改築したりするときに、いちばん要望が多いのが、床暖房です。
しかし、真っ先に計画から消えるのも床暖房です。
なぜでしょう。それは床暖房の本当の良さを、建築業者も、営業も、建てる人自身も知らないからです。
私は、12年前に自宅を建てたときに、床暖房を設置しました。自分で設計し、自分で施工したのですが、
この快適さは床暖房の家に住んだ人しかわからないでしょう。
その後、12年間で数十件のお宅に新築やリフォームで設置しましたが、皆さん激しく満足されています。
中には、「床暖房しない人は不幸よね。」と言われる人までいます。しかし、不幸でも不満でもないんですよね。
この快適さを知らないんだから。
間違った床暖房をされている方も結構いらっしゃいます。
そこで失敗しない床暖房のポイントを参考にしてください。
1.床暖房は主暖房でなければならない。
床暖房はどんなに寒い時でも、十分に温かいこと。これは絶対条件なので、必ず聞いてください。
「寒い時はエアコンをつけてください」というのは床暖房ではありません。
2.設置率は95%以上であること。
部屋に家具やテレビなど置くとこ以外はほぼ、床暖房を敷き詰めること。
そうしないと、部屋の中で温かい部分と冷たい部分で空気の流れによる風が起きて気持ち悪いのです。
3.一階部分は、玄関と寝室以外すべて床暖房にするほうがベストである。二階は不要。
寝室は経験上不要です。二階は下から温かい空気が上がってくるのでこれも不要です。
この場合、吹き抜けなどの空気の流れを設計段階でプランする必要があります。
4.営業は床暖房の家に住んでいるか?施工したお客様の家を見せてもらうこと。
床暖房はノウハウがとても必要なシステムなので、今までに施工したお客様の家を見せてもらい、
直接声を聞くことが一番いい方法です。
床暖房の家に住んでいない営業や会社は本当の良さも悪さもわからないので売ることだけに
力を入れる。施工経験がない会社や施工した家を案内しない会社はやめたほうがいいでしょう。
失敗しない安全健康で、快適な
床暖房リフォーム、新築床暖房、を楽しんでください。
- 2010.11.21 Sunday
- 社長の隠れ家
- 09:43
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